発作予防の為にも服薬の自己判断には注意!

薬の服用について注意する医師
てんかんの治療としては薬が使用されることが多いのですが、これが効果を上げるためには適切な服薬が必要になってきます。
薬を規定どおりに飲むことを服薬コンプライアンスと言いますが、服薬コンプライアンスは基本的にはどのような薬剤の場合も大切なものです。
でも、てんかん薬の場合には体内での濃度を一定に保つことによって初めて効果が出るものなので、特に規定どおりの服薬が必要となってきます。

てんかんの発作を予防するには、てんかん薬の服用が効果的と考えられますが、これはしばしば副作用を引き起こすことがあります。
その症状としては眠気やふらつき、吐き気など様々なものがあり、このような症状が出た場合は自己判断で服薬を止めようと考える人もいるでしょうが、副作用が出たときでも、必ずしも投薬を中止する必要があるとは限らないので注意が必要です。

それよりも自己判断で薬を中止することによって、てんかんの発作が再発しやすくなるというデメリットを考えることが大切です。
てんかんの場合は発作があることで、職場や学校で大変な思いをすることが多いため、それがなくなるメリットは非常に大きなものです。

そして、てんかんでは薬を飲むことで発作が治まったとしても、それを飲み続けなくてはその効果は続きにくいと言えます。
そのため、副作用の症状を避けるために自分だけの判断で服薬を中止したり、発作が出なくなったので、もう薬は必要がないと考えて医師に相談もなく服薬を止めることは危険であると考えられます。

てんかんに関してはまだ偏見を持っている人や職場も多い上に、発作を起こして意識を失うような場合には自分の体も危険な状態になり、家族の心配の度合いも高まるので、その点もよく考えて、発作予防になるような薬を飲み続けることが大切です。
また、てんかんの薬の場合は脳という最も大切な部位に影響を与えるものなので、その点でも自己判断ではなく、医師の指示を仰ぐことが必要と言えます。

服薬コンプライアンスを良好に!医師の指示に従おう

てんかんの場合には、患者さんによってかなり症状が違うため、それぞれに適した薬とその飲み方は違ってくると考えられます。
そのため、発作予防の効果を上げるには服薬コンプライアンスを重視し、医師の指示をしっかりと守って、自分に合った薬を規定どおりに飲み続けることが大切です。

薬の副作用では、その薬に慣れていないために飲み始めの頃に一時的に症状が出る場合や、投与量が多すぎることで引き起こされることがあります。
そして、前者の場合は薬の量を徐々に増やしていくようにすれば体も慣れてきますし、後者では全体の使用量を減らしたり、一度に飲む量を減らして回数を増やすなどの対処法をとれば、副作用は起きにくくなるでしょう。

さらに、このような場合に、薬を飲み続けながら副作用を軽減するには、医師の診断やアドバイスが必要になってくるので、その点は常に考えておくことが大切です。
そして、この場合の主治医はそのような副作用の対処法に関しても実績があり、一人ひとりの患者さんの症状や体調などをしっかりと把握してくれるような先生を選ぶことも重要と言えます。

さらに副作用で注意したいのは、薬ではてんかんの場合に限らず、薬疹が起こることがあるという点です。
そして、この場合には確率的に低くても重症になることもあるので、少しでもかゆみや発疹がある場合は、すぐに病院を受診する必要があります。

服薬の方法が規定通りに守られていることを「服薬コンプライアンスが良好」と言いますが、このように適切な服薬を続けることは、自分や家族の幸福につながる大切なことであるとも考えられます。
そして、服薬を自己判断で止めることの危険性を自覚し、疑問点や副作用への不安などがある場合はすぐに信頼できる医師に相談してその指示に従いながら、てんかんの発作を予防する薬を飲み続けていくことをお勧めします。